ボディクレイの原料
「ねんど(クレイ)」とは?
工作の粘土とは全く別物
地下の溶岩(マグマ)が、火山の噴火により火山灰となって海底に堆積し、
その後、海水や温度、圧力、さらに数百万年の時間による変質作用(続成作用)を受けて誕生した粘土が「ベントナイト」です。
この「ベントナイト」の主成分が、「モンモリロナイト」という微細な「粘土鉱物」で、ボディクレイシリーズの原料です。
その中でボディクレイは
日本の「ねんど」を使用しています
日本では
まだ石鹸などが主流でない時代に、洗髪や洗浄には「粘土」が使われていました。日本各地で採れる粘土を原料とする「髪洗い粉」が、広く流通しており、特に日本髪のびんつけ油を落とすときなどには欠かせないものでした。
相撲界でも、昭和40年~50年代まで、「牡丹園」という商標の粘土を、力士達は愛用していました。
また、モンモリロナイトの膨らむ力は食品にも使われてきました。
戦後の食料不足の時、乾パンに入れられ、非常食として活躍しました。「かまぼこ」のコシを出すのに粘土が使われていたり、ソースにとろみを付けたり胃薬の中にも配合されています。
汚れが落ちるのは
結晶に秘密アリ
モンモリロナイトはカード状の結晶が何枚も重なった構造で表面がマイナスに帯電している
ウイルス並みに超微粒子
プラスに帯電している様々な物質を層間に抱え込む
スキンケアにおける
ねんどの働き
吸着力でスッキリ落とす
粘土の吸着でお肌に負担をかけず、磁石のようにやさしく汚れを取り除きます
包摂力でしっかり潤う
水分や保湿成分を予め粘土に含ませておくことで、クリーム状となり、潤い成分を肌の隅々まで送り届けます
皮膜力でずっと守る
粘土の結晶が潤いベールとなって水分や保湿成分の蒸発を防ぎます。また肌を覆うことで外界の刺激から肌を守ります。
自然界
野山を駆け巡る動物たち野山はよく知っていて、彼らはケガをしたり内臓を病んだ時に、本能で粘土層を探し当てて、傷口に塗りつけたり、弱った内臓を癒すために食べたりします。
それは、「病んで不要な部分(成分的にはタンパク質)」を「ねんど」が吸着し、やさしく包みとって治してくれるのをよく知っているからなのです。
世界
[古代エジプト]ナイル川から採れる「粘土」を、クレオパトラが美容に用いていた。
[古代ギリシャ]ある種の「粘土」が薬用として食べられていた。
[古代中国]医学書の中で、薬草の名前と並んで「粘土」が薬として記されている。
[ヨーロッパやアメリカ]吸着力の強い粘土のことをフーラーズ・アースと呼びます。フーラーとは毛織物の漂白業者のことであり、彼らは「粘土の吸着力」を利用して、羊毛や毛織物に含まれる脂分を取り去って漂白していたので、その粘土の語源にもなった。
[イスラエル]死海沿岸のスパ施設で、死海の泥を全身に塗る美容法が人気を集めている。
[ドイツ]バイエルン地方では、昔から「粘土」を使って皮膚病の治療を行っている。
[フランス]町の薬局では、民間療法の万能薬として、数種類の「粘土」を常備している。